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資金調達事例

ファッションD2Cプラットフォームを展開するpicki株式会社

Decillion Capitalの支援と「JPMergers」の活用により、約1ヶ月で出資先が決定した、ファッションD2Cプラットフォームを展開するpicki株式会社。今回の資金調達について、同社代表の鈴木 昭広様にお話を伺いました。

ー 事業概要についてお聞かせください

pickiは、「違いが魅力になる世界をつくる」をビジョンに掲げ、タレント、モデル、アーティストなど、個人のオリジナルアパレルブランドをプロデュースし展開する、ファッションD2Cプラットフォームです。人気インフルエンサーをはじめとするクリエイターとともに、その世界観を届けられるアパレルブランドを創り上げているのが大きな特徴です。

私たちが目指すのはプラットフォームの展開だけではありません。ファッション業界におけるデジタルシフトの促進を加速させ、クリエイター個人が持つ世界観やセンスが、アパレル商品を通じて、価値あるものとしてより世間に届くような世界を目指しています。

ビジネスモデルとしては、出版社に近いかと思います。出版社だと、例えば、ある作家の作品を出版社側で企画、出版、販売、編集等を行いますが、私たちのビジネスに当てはめると、ブランドを作るクリエイターのサポートとして、企画、生産、販売、発送をすべて行っています。従来であれば、さまざまな業者が中間に入っていましたが、当社のプラットフォームを活用すれば、その分利益率を高く保て、ディレクターやクリエイター側にも還元できるような仕組みになっています。

当社の場合、クリエイターの方々とオリジナルで商品を開発し、一緒にブランドを盛り上げているところや、ブランド運用のノウハウやブランド同士のコラボレーションだったり、インフルエンサー同士の調整などもトータルでサポートできる企業は少ないので、強みになっています。

ー 非常にユニークなビジネスとポジションですね。どのような方々が商品を購入されるのでしょうか

現在展開する7ブランドのメインターゲットは、20代〜30代ぐらいです。クリエイターのファンとして、熱量を持っている方々の購入が多く、私たちは「エンゲージが高いファン」と表現しています。まずは、そういったエンゲージが高いファンの方々が購入され、そこからその周りにいる人たちへと広がっていきます。

ー 購入するお客様のメリットは?

基本的に3つあります。1つめは、どういうプロセスで作られている商品なのか、誰が作っているかが見えること。そしてクリエイターの想いや世界観のある商品を購入できること。2つめは、その服を作った方と出会える場があるということでしょうか。実際に好きなインフルエンサーが作った服を着て、インフルエンサーに声をかけられるといった温度感は、今までにないものだと思います。最後に、そのブランドやクリエイターのコミュニティに入ることができることです。例えば、「Dear Sisterhood」というブランドは「Sisters」というコミュニティを運営し、Sisterhood好きな人達が入れるようになっています。商品を購入することがきっかけでコミュニティに入り、そのブランドが好きな人たち同士でコミュニケーションができるのも大きなメリットです。

ー 資金調達を実施しようと考えた背景をお聞かせください

理由は2つあります。1つは事業の拡大に向け、新しいブランドを作ったり拡充をさせていくために資金が必要だったこと。もう一つは、今まではブランド単体で販売していましたが、それがひと括りで見れるようなモール「モア」を作りたいと考えています。これによって、顧客が商品を買いやすくなったり、ブランド横断で購入することもできます。

ー JPMergersを活用し、1ヶ月ほどで出資先が決定しました。実際に活用した印象はいかがでしたか?

今回の資金調達ラウンドをそろそろクローズしようというギリギリのタイミングで、JPMergersを知り活用しました。すぐに出資企業との面談が実現し、スピード感が早かったところがうれしかったポイントです。当社だけではアプローチできない企業にアプローチができて、なおかつ成果報酬なのもよかったです。実は、過去にも仲介会社やプラットフォームなどを利用したことがあるのですが、その時はうまく資金調達までつながらなかったんです。相性がいい企業、私たちのビジネスに理解を示していただける企業を効率的に引き合わせていただけたのが、実際に成功した違いだと思います。今後も、ラウンドを重ねていく予定ですので、Decillion CapitalとJPMergersに大いに期待しています。

【出資・譲受企業情報】
企業名:株式会社WAKIプランニング(https://www.waki-planning.com/
事業概要:スタートアップ向け投資ファンド事業
所在地:岐阜県恵那市
WAKIプランニングは、教育業界向けソフトウエア企業のCo-Founderとして活躍し、同社のシェアを業界トップクラスにまで成長させた柳瀬 貴夫が代表を務め、社会的意義をもったスタートアップに投資するファンド事業を行っています。種から大きな木を育てるという意味で、シード段階から起業家の大志が成就できるよう応援します。

【発行体・譲渡企業情報】
企業名:Picki株式会社(https://corp.picki.jp/
事業概要:DtoCクリエイタープラットフォームの運営
所在地:東京都渋谷区

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