Decillion Capital株式会社 | 創業からIPO・M&Aまでハンズオン支援型金融コンサルティング

採用ハウツー

いまさら聞けない「ソーシャルリクルーティング」とは?どんなメリット・デメリットがあるのか解説

SNSの利用者が多い現代において、広範な層にリーチすることができる「ソーシャルリクルーティング」は有効な採用方法として2010年ごろから導入され始めました。そこで今回は、そもそもソーシャルリクルーティングとはなにか、どんなメリットがあるのかなどについて解説します。

目次

1.ソーシャルリクルーティングとは
2.ソーシャルリクルーティングの目的
3.ソーシャルリクルーティングとダイレクトリクルーティングの違い
4.ソーシャルリクルーティングのメリット
5.ソーシャルリクルーティングのデメリット
6.まとめ


1.ソーシャルリクルーティングとは

ソーシャルリクルーティングは、採用活動においてソーシャルメディアを活用する手法です。Twitter、Facebook、Instagram、LinkedInなどのSNSを利用し、求職者とのコミュニケーションを通じて適切な候補者を見つけ出し、採用プロセスを効果的に進めることを目指します。SNSは年配者よりも20代で活用している人が多いため、若手を採用したい企業にとってSNSはターゲットにアプローチしやすい方法の一つと言えるでしょう。


2.ソーシャルリクルーティングの目的

ソーシャルリクルーティングを行う目的はどのようなところにあるのでしょうか。ここでは3つご紹介します。

①広範な求職者へのリーチ

SNSは幅広いユーザーが活用しており、様々なバックグラウンドやスキルを持つ求職者にアプローチすることができます。

②企業イメージの構築

ソーシャルメディアを通じて、企業のブランドや文化を積極的に発信し、求職者に対して魅力的なイメージを与えることができます。またSNSは気軽な気持ちで活用できるツールであるため、自社サイトやWeb上に求人情報を掲載するよりも、普段の社員の様子や日常風景を発信しやすく、より親しみをもって企業のことを知ってもらうことができます。

③候補者とのエンゲージメントの促進

SNSでは求職者との直接対話や、相互作用が可能なプラットフォームであるため、求職者との関係構築やコミュニケーションを通じて、自社への興味を引き出し、応募を促進します


3.ソーシャルリクルーティングとダイレクトリクルーティングの違い

ダイレクトリクルーティングとは、特定の候補者をターゲットにし、企業が直接アプローチをする採用方法のことです。ソーシャルリクルーティングも同様に、直接求職者にコンタクトをとることもあるためソーシャルリクルーティングはダイレクトリクルーティングの一種とも言えます。違いを見つけ出すとすれば、ソーシャルリクルーティングはSNSのみを活用するのに対し、ダイレクトリクルーティングではSNSやタレントプールなど様々な方法を活用する点です。

こちらでダイレクトリクルーティングについて詳しく解説しているので、ぜひご覧下さい!
関連記事:【ダイレクトリクルーティングとは?導入するメリット、デメリットを解説


4.ソーシャルリクルーティングのメリット

次にソーシャルリクルーティングを利用するメリットをご紹介します。

①幅広い求職者へのアクセス

ソーシャルメディアは世代や地域を超えて多くの人々が利用しています。そのため、多様な求職者にアクセスすることができます。異なるバックグラウンドやスキルを持つ人々との接触が可能であり、多様性を重視する企業にとっては特にメリットがあるでしょう。

②企業イメージの構築

SNSは企業のブランドや文化を積極的かつ簡単に発信することができます。企業の強みや魅力を伝えるコンテンツを共有し、求職者に対して魅力的なイメージを構築することができるため、求職者は企業に興味を持ち、応募意欲を高めることができます。

③相互作用とエンゲージメントの促進

SNSは対話や相互作用が可能な環境です。企業は求職者との関係を構築したり、質問に回答したり、コンテンツに対してコメントやいいねをもらったりすることができます。これにより、求職者とのエンゲージメントを高め、関心を引くことができます。求職者は企業との対話を通じて、自身の興味や適性について深く考えることができます。また企業側も、面接よりもリラックスした状態でコミュニケーションをとれるSNSでは、求職者の等身大の姿を見ることができます。

④コスト効率の向上

ソーシャルリクルーティングは比較的低コストで実施できます。多くのSNSは無料で利用できることに加えて、有料広告を活用する場合でもターゲット指向性が高く、広告効果を最大化することができます。


5.ソーシャルリクルーティングのデメリット

一方でソーシャルリクルーティングを利用するデメリットも存在します。

①情報の過剰さ

SNSは情報が氾濫しているため、求職者は多くの情報に接することになります。求人情報も多数掲載されており、求職者が適切な情報を見つけるのが難しい場合があります。また、企業側も多くの応募を受けることになり、効率的な選考が難しくなる可能性があります。

②ネガティブな評判や情報の拡散

SNSは情報がかなり拡散しやすい特徴があります。一度企業の悪い評判が投稿されると、一気に情報が拡散されてしまいます。その結果、企業のイメージやブランドに悪影響を与える可能性があります。企業側も情報を発信する際は十分に確認した方がいいでしょう。

③運用に工数がかかる

SNSを効果的に活用するためには時間と労力が必要です。適切なコンテンツの作成や投稿、応募者との対話など、積極的な運用が求められます。リソースが限られている場合、適切な運用が困難な場合もあります。

④プライバシーと個人情報の保護

ソーシャルメディア上での情報共有にはプライバシーや個人情報の保護に注意が必要です。求職者や応募者の個人情報を適切に管理し、プライバシーを尊重する必要があります。情報漏洩やプライバシー侵害のリスクを最小限に抑えるための対策が求められます。


6.まとめ

ソーシャルリクルーティングは、現代の採用活動において重要な役割を果たす手法です。広範な求職者層へのリーチやブランド露出、相互作用の促進など、多くのメリットがあります。しかし、情報過剰やネガティブな情報拡散、時間と労力の要求、プライバシーと個人情報の保護に関するデメリットも念頭に置かなければなりません。効果的なソーシャルリクルーティングを実施するためには、戦略的なプランと、継続的な運用が必要です。

最近の記事

PAGE TOP